職業上、ドラマ「ダンダリン」を見てみましたが、「個人的感想ですが」想像以上にひどいものでした。
知らない人のためにストーリーを:竹内結子主演「労働基準監督官」がブラック企業に立ち向かうといった単純な(勧善懲悪)な内容です。

① ドラマ冒頭、監督官(竹内結子)がウエイトレス募集の張り紙「募集女性25歳まで」を見つけると、いきなり店に入って「法律違反です」とまくし立てる。

② クライマックスは、賃金未払いで逮捕令状を請求し、手錠を持ってて逮捕に向かう。これは実際可能だと思うが、なぜか「令状逮捕」なのに雨の中、監督官総勢で身を隠し、しまいには「匍匐前進」し建物にたどり着く。マルサだって堂々と入っていくだろう。・・・と、突っ込みを思わず入れてしまいました。

③ 蛇足 ドラマ設定の「西東京労働基準監督署」は「二課制署」にかかわらず、署長を含め監督官が7人もいる不思議な署です。
解説 監督署は「二課制署」、「三課制署」、「方面制署」の規模で分けられる。
北見署は三課制署で監督官は八名体制。二課制署の監督官は三名から四名の配置が一般的。署長、課長は当然監督官です(監督官が署長と課長しかいない署がある)、その他人員は事務官と、技官、非常勤職員です。

おまけ:労働新聞社発行「職員禄」によると、東京都内で一番小さな規模の署は、「八王子労働基準監督署町田支所」が二課制で監督官は4名かな?

ネットで調べたところ、原作:田島隆(カバチタレ)なるほどと思いました。