最低賃金の引き上げについて協議する厚生労働省の審議会は、最低賃金で働いた場合、1か月の収入が生活保護の受給額を逆転現象が11都道府県が起きていると発表しました。11都道府県は、北海道、青森、宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫、広島で、時給で比べた生活保護費との差は、北海道の22円が最大です。中央最低賃金審議会は今回の調査結果をもとに、今年度の最低賃金引き上げの目安を議論する予定です。大きな要因としては、住宅扶助費の増加にあるようです。
北海道の最低賃金は、時給換算で現在719円(平成24年10月18日発効、前年増14円)。先に政府は、全国平均2%増の目標を掲げていました、今年も15円前後のUPになりそうです。8月上旬に答申が出され、10月中旬発効となるでしょう。