群馬県に本社をかまえる大手家電量販店(ヤマダ電機)の正社員だった(当時23歳)男性が2007年に自殺したのは、長時間労働によってうつ病を発症したことが原因として、11日、遺族が約1億2千万円の賠償を求めて前橋地裁高崎支部に提訴しました。

それによりますと男性は2004年に契約社員として入社し、07年8月に正社員となり、テックランド柏崎店(新潟県柏崎市)の開店準備のため転勤した。ほぼ毎日、早朝から深夜まで勤務し、9月15日ごろうつ病を発症。同19日に社宅内で首をつって自殺した。自殺前1カ月の時間外労働時間は約106時間に上った。
11年6月、長岡労働基準監督署が労災認定していた。