「毎日新聞」によると
日雇労働求職者給付金(あぶれ手当)の受給手続きに必要な書類を詐取したとして逮捕、起訴された詐欺グループが、あいりん地区(大阪市西成区)の労働者ら延べ約500人を協力者に、昨年10月ごろまでの3年半に国から手当名目で約1億1500万円をだまし取ったとみられることが奈良県警への取材で分かった。日雇い労働者は働いた日数に応じて手当の受給が可能。グループは偽の求人票でスカウトした労働者から手数料を徴収する一方、ダミー業者で働いたように装ってあぶれ手当を受給できるようにしていたという。

<日雇労働求職者給付金>

日雇い労働者が職に就けなかった場合、公共職業安定所から最高で1日あたり7500円が支給される雇用保険制度。仕事にあぶれた時に受け取れることから「あぶれ手当」と呼ばれる。給付前の2カ月間で26日以上働くことが受給の条件。労働者が職安から交付された日雇労働被保険者手帳(白手帳)にはカレンダー状の日付欄があり、雇用主が働いた日数分の雇用保険印紙(1級176円など)を貼って就労を証明する。

詐欺グループは、働いた日数(2か月間で26日)176円×26日分=4,576円を負担し、協力労働者が残りの期間「仕事にあぶれた」と申告すると、7,500円×35日=262,500円搾取できることになる。